個人事業主が引っ越しした時の税務手続き(主に2つ)

こんにちは、おぐえもん(@oguemon_com)です。

そういえば、東京に引っ越してから税務署系の手続きを何もやっていなかったので、引っ越しにまつわる書類を作りました。

ぱっと見で何をすれば良いのかよく分からなかったので、申請の要領を備忘として簡単にまとめました。

この記事はこんな人が対象

  1. 個人事業主(私はサラリーマンと兼業して個人事業主をやってます)
  2. 自宅(=自身の住所の場所)で事業をやってる(事業所が別にあるわけでない)
  3. 別の税務署エリアに引っ越した(私の場合は神奈川県→東京都)
  4. 消費税はノータッチ(売上が義務要件を満たすほど大きくない)

個人事業主が引っ越しした時の手続き

引っ越したらなるはやで手続きする必要がありますが、例え忘れていたとしても確定申告の前にはやっておきましょう。話がややこしくなるかもしれないので…

参考になるサイト

とりあえず、この3つを見ればなんとかなります。

以降では、このサイトを見ただけじゃよく分からなかったことを補足する形でざっくりと方法を書きます。

必要な書類

絶対に必要なのは、次の2つです。どちらも引っ越し前の税務署に提出します。

  • 所得税・消費税の納税地の異動に関する届出書
  • 個人事業の開業・廃業等届出書
  • 本人確認書類
    • 郵送時にコピーを同封する必要がある
    • マイナンバーカードがあればそれ1枚でok
    • 無ければマイナンバーが確認できる公的な書類(通知カードや住民業など)と運転免許証などの身分証明書の2つが必要

e-TaxソフトWebブラウザ版でない)を使えば、オンラインで完結しますが、Windowsにしか対応していないので、Macユーザである私は、おとなしく書類を郵送することにしました…

1. 所得税・消費税の納税地の異動に関する届出書

所得税の納税地を、引っ越し前の引越し後の税務署に変更するための届出書です。

厳密には所得税・消費税の納税地の異動又は変更に関する申出書といいます。

異動したらなるはやで提出する必要があります。厳密な期限はありません。

様式は、国税庁のサイトにあります!

「異動または変更」とありますが、両者には厳密な違いがあるようです。違いはざっくり次のような感じです。

  • 異動:引越しなどで、納税地が変わること。
  • 変更:納税地を「住所」「居所」「事業場等の所在地」のうちどれにするかを切り替えること。

納税地は、「住所」「居所」「事業場等の所在地」のうち、自分の希望する1つを選べるようで、その希望を変更することを「変更」と呼びます。そして、その納税地そのものが変わることを「異動」と呼んで区別するそう。つまり、今回の場合は「異動」になります。「住所」「居所」「事業場等の所在地」の違いは次のとおり。

  • 住所:生活の本拠となる場所
  • 居所:いま生活してる場所(単身赴任先など、一時的に滞在してる場所)
  • 事業場等の所在地:そのままの意味

書類の書き方は、マネーフォワードの解説に従っておけばなんとかなります。

2. 個人事業の開業・廃業等届出書

個人事業を開業したときにも提出した書類(開業届)です。事業所の移転(≒引っ越し)もこの書類で対応します。

移転から1ヶ月以内に提出する必要があります。あれ、私普通にアウトじゃない??

これまた様式は、国税庁のサイトにあります!

この書類は特に難しいところはありません。マネーフォワードの解説に従っておけばなんとかなります。

郵送の方法

上記の3点セットを封筒に詰め込んで税務署に郵送すればok。

税務手続に関係する書類は信書扱いなので、郵便物信書便物として送付する必要があります。何も難しい話でなく、定型の封筒に入れて郵便ポストに投函すればokです。

郵送先の住所は、税務署の検索サービスを利用すれば一発で分かります。

これで終わり!!お疲れ様でした!!

おわり

私はMac使いなので郵送による申請を選んだのですが、書類自体は実家にあるWindows機にe-Taxソフトをインストールして作成しました。(カードリーダーがないのでオンライン申請はできなかった)

e-taxのソフト版

はじめて使ってみたのですが、往年のパソコンソフトみたいなレトロすぎる見た目に驚きました…!

たぶん、全ての手続きがe-TaxのWeb版でできるように現在進行形で開発が進んでいると信じているので、今後の税務手続き体験がアップすることを期待しています🙏

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