【2000km】首都圏から日本最西端・与那国島へ1日で行く方法(与那国観光1日目)

こんにちは、おぐえもん(@oguemon_com)です。

今日は、何の変哲もない日曜日ですが、いまここにいます。

めちゃくちゃ日本の端っこです。ほぼ台湾です。

その名も、与那国島。沖縄県にある日本最先端の離島です。

私は今、土日月(月曜は有給)の 3 日間を使って与那国旅行をしているところです。

今回は、なんでもない日に与那国島へ行こうとおもった理由と、与那国島に到着するまでの記録を書いていきたいと思います!

与那国島の魅力や観光日記は、明日書きます!

与那国島って何?

端的にいうと、日本で一番西にある島です。島全部が沖縄県八重山郡与那国町です。めちゃくちゃ離島です。

距離感を掴んでもらうために、いくつかデータをもってきました。

  • 東京から2000km以上(北海道の知床岬から鹿児島の種子島までと同じ距離)
  • 沖縄の那覇から約500km(東京-大阪間で約400km)
  • 台湾から100kmちょっと

こんな感じで、ほぼ台湾みたいな島です。

しかし、離島とはいえ、島自体は約 29 平方 km あり、結構大きいです。オセアニアの国の 1 つであるツバルは約 26 平方 km。小さな島国よりも大きい計算です。

結構大きいので、見どころ満載でした!

与那国島へ行く理由

ざっくり次の理由です。

理由1. ANAマイルを消費したい

一番の理由です。国際学会の発表で手に入れた莫大なマイルが 2021 年 10 月期限でした。これを消費する時がきたのがキッカケでした。

閑散期の東京 → 沖縄離島(宮古・石垣)の必要マイル(7500 マイル × 往復)が、所持マイル数の消費とちょうどマッチしていました。

理由2. 離島を経験したい

私、生まれも育ちも本州です。基本、大都市と陸続きなので、大都市への移動なんて当たり前ですし、陸運に困ったこともありません。欲しいものがすぐ入手できる環境です。

一方で、離島は四方八方が海で囲まれていて、そのうえ都市部から圧倒的に離れています。空路・海路はありますが、基本的になんでも自分達で賄わないといけません。そして町を出ることすら大旅行になる閉鎖空間です。普段の私の当たり前が当たり前でないのは明白。そんな場所の暮らしがどんなものなのかを見てみたい好奇心に駆られました。

理由3. ネタになりそう

今はコロナ禍ってのもあって、なんでもない休日に行ける場所の中で一番遠いのが与那国島でした。そして、与那国島は、日本最西端として高い知名度を誇る島です。なんでもない日に与那国島を旅した事実が今後何らかの話のネタになると思いました。

理由4. あったかそう

理由 3 を考えたとき、「北海道稚内市」も考えました。日本最北端です。しかし、普通に考えて12 月に北海道の北の端へ行くのは寒すぎて大変なことになると思いました。

一方、日本最西端は沖縄。日本最南端に近いくらい南にあります。つまり、あったかそうです。冬場でも快適に過ごせる場所を選びました。

参考までに、本日(12 月 5 日)の天気予報です。

  • 北海道・稚内市:最低気温-4度、最高気温4度
  • 沖縄県・与那国町:最低気温17度、最高気温24度

このように差は歴然です。

いざ与那国島へ!

昨日一日を使って与那国島へ旅立ちました。その記録です。東京から与那国旅行に行きたい人も参考になると思います!

与那国行の飛行機を予約する

羽田空港からの経路は、ざっくり次の 2 通りがあります。

  • 羽田空港〜新石垣空港〜与那国空港
  • 羽田空港〜那覇空港〜与那国空港

そもそも、与那国空港に到着する旅客機は、全て RAC(琉球エアーコミューター:JCL グループの企業)の便で、1 日 4 便しかありません。

そして、那覇発は早朝の 1 本のみ。石垣発は朝・昼・夕に 3 本です。

与那国島へ当日中に行きたかったら、石垣経由が現時点(2021 年 12 月上旬)の唯一解です。

これを踏まえて、私は ↓ の便を取りました。

  • 羽田空港→新石垣空港(ANA91便:11:35〜15:00)←マイルの使いどころ
  • 新石垣空港→与那国空港(RAC745便:17:45〜18:20)←課金ポイント

帰りの便は後日書きます。

現地の宿を予約する

与那国島、バリバリの観光地ってわけでもないので、ガッツリしたホテルはありません基本は民宿で、ホテルと呼べる宿も一応あるよって感じです。

清潔感あふれる高級ホテル・高級旅館…なんてのは存在しないのであきらめた方が良いです。ここに離島感が出てますね。

私は、ゴリゴリの民宿を予約しました。具体的な話は明日あたりに書こうと思いますが、正直言うと、田舎のおじいちゃん家を超えてます。デートで使えねぇ!

これで、飛行機と宿が手配できました。この 2 つさえ押さえておけば旅行としてなんとかなりますよね。旅行当日までダラダラしていました。

羽田空港→新石垣空港

ここからは旅行当日の話です。ほぼ日記。

私、飛行機は修学旅行と国際学会以外で乗ったことがありません。ので、搭乗周りの色々が一番怖かったです。

飛行機に慣れない人のための小アドバイスです。

  • 空港はアホみたいにでかい(特に羽田空港)
    • 飛行機自体がデカいので、空港の広さも半端ないです。鉄道駅と違って、空港の入口に入ってから搭乗口に着くまでに十数分かかることを見積もるべきです。特に、羽田空港は意味不明なくらいデカいです。第1〜第3の3つのターミナル(建屋)があります。3つ空港があるようなもんです。第1・第2ターミナルは近いですが、第3ターミナルは離れています。間違えたら絶望です。予約内容をよく見て空港のアクセス&所要時間を予習しましょう。
  • 直前に乗れない
    • 空港の搭乗手続きは、「チェックイン(無い場合もある)→保安検査(手荷物検査)→搭乗」の3ステップが基本です。そのうち、保安検査は多くの場合、出発時間の20分前に「終了」します。搭乗にも期限があります。電車と違って出発時間ギリギリに到着してもTHE ENDなので注意です。
  • 機内に持ち込めないものがある
    • 機内に持ち込む方法は、「お預けのお手荷物(飛行機のトランクに入れる)」「機内持ち込みお手荷物(自分で客室に持ち込む)」の2種類があります。飛行の安全のために持ち込みに制限があります。NGアイテムは没収されます。例えば、前者はリチウム電池(≒バッテリー)を含むモノがNGです。誰も監視しないトランク内で万が一発火したら消火できずTHE ENDだからです。後者は、刃物類がNGです。ハイジャックされたらTHE ENDだからです。他にも色々あります。各航空会社のHPを絶対にチェックすべし!

羽田空港、↓ でもほんの一部にすぎないなんて、どれだけ大きいんだ…

なんやかんや、飛行機に乗れました!

関東は晴れ。富士山が見えて綺麗でした。

石垣に着陸する直前 ↓ 冬でも海が綺麗です。

新石垣空港→与那国空港

新石垣空港で 2 時間くらい待機(この間、石垣島をうろうろしてました)して、いよいよ与那国へ。

天候が曇りなのもあって、石垣島を出た時点で、太陽はほぼ沈んでいて空は暗くなっていました。

「日本で最後に日没する地」与那国へ向かう飛行機は、夕日に向かって航路を進め、雲を越えるべく高度もどんどんあがっていきます。

雲の上に上がった瞬間、そこには日没前の輝きをもつ綺麗な夕日がありました!夕日を追いかけて、実際に夕日に追いついたの初めて!!

やがて、飛行機の角度的に太陽が見えなくなりましたが、雲の上の空の夕焼けがエモかったです。

与那国空港に着陸する直前。日本最西端の地を前に心が高鳴ります。

到着しました。これ、新石垣空港でもそうだったのですが、プロペラ機に地上から乗り降りするスタイルでした。なんか厚木飛行場のマッカーサーみたいでカッコイイですね。

与那国空港(裏側)。今まで見てきた空港の中で一番ボロい…?

与那国町生活路線バスで宿へ

与那国空港は、意味わからんところにあります。空港から宿へは、ざっくり次の 3 択です。

  • 民宿・レンタカーの送迎(要事前予約)
  • タクシー(ほぼいない)
  • 与那国町生活路線バス

徒歩は考えない方が良いです。マジで真っ暗で何も見えない道を 1 時間くらい歩く羽目になります。

私は「与那国町生活路線バス」というものを使いました。与那国町営のバスで、集落間を繋ぐために毎日運行されている与那国島唯一の路線バスです。これ、誰でも全区間無料なのもありがたいです。飛行機の到着時間の 20 分後くらいに空港を出るバスがありました。運行ダイヤは次のページにあります。見ればわかる通り、1 日 10 本もありません。

20 分くらいバスに揺られて、ようやくバス停に到着しました。夜遅くまでバスを運行してくれてありがと〜。

これで、無事、首都圏から日本最西端・与那国島へ移動できました!!

(お金があれば)簡単にいける日本の端

今回の記事から、首都圏から日本最西端への移動(約 2000km の移動)は意外と 1 日でできることがお分かりいただけると思います。

「究極の国内旅行」は意外と簡単です。お金と興味がある方は与那国観光を検討してみてはいかがでしょうか?

明日は、与那国島の魅力や観光日記です!

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