ニンニクを食べすぎると腸内細菌が殺される(#10)
こんにちは、おぐえもん(@oguemon_com)です。
かれこれ 1 日くらい腹痛と下痢に苦しめられています。どうやら昨日の昼に食べたニンニクが原因のようです。
今回の腹痛をキッカケに、ニンニクには腸内環境をえらいことにする恐怖の一面があることを知りました。そんなニンニクの怖いところと、その回避法を書きます。
キッカケは1杯のラーメン
(※参考画像です)
昨日の昼、近くにあるラーメン屋でラーメンを食べました。いわゆる二郎系と呼ばれるもので、ニンニクやキャベツなどの野菜がゴツ盛り。なんやかんやで美味しく食べて、帰宅。そこから普段通り過ごしてましたが、夜になって一変、お腹が一気に壊れはじめました…
お腹は激痛でないものの、とにかく便意がヤバい。寝ても寝ているときも 1 時間に 1 回くらい便意で目覚めました。その後も朝から晩まで便意と下痢が頻発。トイレに行ってもお腹の様子が解消されない生き地獄でした。夕方になってようやくマシになって今に至ります。
ラーメンを食べただけなのに、病気級の下痢に苦しめられた理由、それはニンニクが持つ恐怖の作用にありました。
ニンニクに含まれる「アリシン」が持つ恐怖の作用
ニンニクには「アリシン」という物質が含まれています。ニンニクが持つ「ニンニク臭いニオイ」のもとになっている化合物です。タマネギを切った時に流れる涙の原因でもあります。
アリシンは、
- ビタミンB1の吸収を助ける
- 抗酸化作用があり、がんを予防する
- 血液をサラサラにして。血栓を予防する
などの効用があり、健康に良いと言われています。一方で、刺激と殺菌作用が強いという点に注目する必要があります。
どういうことかと言うと、アリシンを摂りすぎると、胃を荒らしてしまい、さらには腸内細菌を善玉・悪玉問わずに殺しまくります。アリシンによって腸内環境を悪化させられた結果、腸機能が低下して腹痛や下痢などの地獄に繋がるのです。
ニンニクを食べるとき、腸内細菌の殺戮リスクも考えなければなりません。
アリシンが多く含まれる料理
アリシンには次の特徴があります。
- ニンニクには元々含まれない
- アリシンは、実はニンニクに元々含まれるアリシンという物質が酸素と結びついて初めて生成されます。ニンニクの塊の中には含まれず、ニンニクを切ったりすり潰すことでアリシンが増幅します。
- 熱に弱い
- アリシンは不安定な物質です。高温になると分解されて別の物質に変化します。
これらをまとめると、アリシンは、「すり潰したニンニク」&「加熱調理していないもの」に大量に含まれることになります。
おろしたての生ニンニクが大量に盛られる二郎系ラーメン、これぞアリシンが多く含まれる料理です。二郎系はカロリーだの物量が語られがちですが、無意識のうちにアリシンをオーバードーズしてしまうのが二郎系ラーメンの恐ろしさなのです。
ニンニクの恐怖を回避する方法
アリシンの特徴からおおよそ予想がつきますがこんな感じ。
生のニンニクは1日1/4個
アリシンのポテンシャルが半端ない生のニンニクは、1 日に 1/4 個程度の摂取が適量と言われています。量だけで見ると結構少ないです。
二郎系ラーメンのニンニクはそのレベルじゃない量が一度に出るので、真面目に全部食べると腹が死にます。後悔したくなければ「ニンニク少なめ」でオーダーして被害を最小限に抑えることを図るべきです。
加熱する
アリシンは高温で分解されるので、ニンニクを十分に焼くとアリシンの量が減り、腹痛地獄のリスクが回避されます。
生ニンニクは 1 日 1/4 個が適量と書きましたが、焼いたニンニクはその倍くらいまで食べられます。
諸刃の剣を上手く扱いたい
今回は、ニンニクに含まれるアリシンの怖い面がメインとなる話でしたが、他のサイトを見るとアリシンの健康に良い面にクローズアップしたページがほとんどでした。
腹痛と下痢のリスクに怯えず、適量を摂ることを意識したいです。
そもそも、二郎系ラーメンを食べてる奴に健康を語る資格ないけどな
参考サイト
モラルのある大人なので、医学に関わる記事には信頼できるソースからの出典を記します。