【那智山 青岸渡寺】世界遺産、那智の滝が絶景!(西国#1・和歌山)

こんにちは、おぐえもん(@oguemon_com)です。

さて、この頃の私は何を思ったのか、西国三十三所巡礼に挑んでいます。簡単にいえば、33 か所のお寺を巡っています。

もちろん、昔の人と違って、空いている日を見つけて断続的にチマチマ巡ってます笑

神も仏も信じない理系学生の私が寺院の巡礼に至った経緯については、後日改めて記事にまとめる予定です(もちろんスピリチュアル的な理由じゃないです笑)。

西国三十三所を構成するそれぞれの寺院には、「西国 ◯ 番霊場」という形で番号が振られています。今回は、西国三十三所の記念すべき第一番、那智山・青岸渡寺和歌山県)へ行ってきた記録です!

参拝日滞在時間
2018年12月12日(水)約80分(13:35〜14:45)

那智山・青岸渡寺とは?

青岸渡寺とは、和歌山県南部の那智勝浦町にある寺院です。那智山は古墳時代以前から自然信仰の場として栄えていて、隣り合う熊野那智大社という神社と一緒に長い歴史を歩んできました(明治以前までは「神仏習合」といって、お寺と神社がごっちゃになっていました)。

このお寺や、有名な那智の滝など、那智山の一帯は宗教上の歴史や文化的な価値などが評価されて、世界遺産に認定されています!すごい!!

那智山がある和歌山県紀伊勝浦町は、近畿の人の間では有名なスポットですが、紀伊半島の奥地にあるだけあって大阪などの主要都市からのアクセスは超大変!

私は青春 18 きっぷで西国三十三所巡礼に臨んでいるのですが、巡礼 1 ヶ所目にして丸 1 日もの時間を使うことになりました(笑)

青岸渡寺のここがすごい!

巡礼の旅を初めて最初に訪れる西国第一番!

青岸渡寺は、33 の寺院で構成される西国三十三所の中でも 1 番目のお寺です。随所に掲げられた「第一番札所(ふだしょ)」「根本札所」の看板は、長い巡礼の始まりを実感させます。

西国巡礼は、別に 1 番から順に巡らなくても問題ありません。しかし、地理的な並び順になっていて順番の巡礼が簡単なこと(昔は徒歩で巡礼してましたからね)と、参拝を重ねるごとにお寺の番号から巡礼の進捗がわかる点から、可能なら順番に回ることをオススメします。

世界遺産の名瀑、那智の滝!

青岸渡寺がある那智山を象徴する存在といえばコレ!名瀑「那智滝」です。一段の滝としては日本最大の落差を誇り、日本三名瀑の一角をなします!(瀑とは滝のこと)

那智山は仏教が伝来するよりも前の大昔から続く自然信仰の聖地。この那智滝も古くから神聖な存在として扱われてきました。そうした背景もあり、那智滝は世界遺産として認められています。スゴイ!

この滝は、滝壺近くにある飛瀧神社のご神体で、滝の手前には鳥居が建てられ奉られています。神々しい雰囲気漂う空間の中を綺麗に流れる滝の姿は圧巻です!

公共交通での行き方

青岸渡寺は、旅の始まりのお寺でありながら、都会からのアクセスが非常に難しいです!青岸渡寺がある那智山は紀伊半島の奥地にあり、電車などの公共交通機関がものすごく少ないのです。

私は青春 18 きっぷを用いて大阪駅からスタートしました。

那智山へ向かった方法

大阪駅から、大阪環状線・阪和線・紀勢線(きのくに線)に乗って、紀伊勝浦駅へ。そこから熊野バス(那智山行)に乗車して終点「那智山」下車。

和歌山駅から先を走る紀勢線は、各駅停車しかない上に電車の乗り換えにものすごい時間がかかります。電車にはトータル 4 時間以上揺られ、途中の紀伊田辺駅では乗り換えに 45 分も待ちました。私が大阪駅を出たのは朝の 6 時 15 分なのに、紀伊勝浦駅に着いたのは 12 時 54 分でした。

紀伊勝浦駅前でバス(往復券を使って往復 1000 円)に乗り、那智山に着くのは 13 時 35 分。大阪駅から片道 7 時間半もかかりました(笑)

青岸渡寺へは、バス停から山道をさらに 10 分程歩くと到着します。

このように、公共交通機関(特に在来線鈍行電車)を使用するとものすごい時間がかかります(涙)自家用車をお持ちの方は、素直に車を利用されることをオススメします。まあ、それでも梅田から片道 4 時間かかるんですけどね(笑)

旅行記録(写真集)

ここからは私が撮影した様々な写真をざっくりとご紹介します。

これは那智山一帯の地図です(参拝を終えて滝へ向かう途中に見つけました)。バスは地図の左下に止まります。那智山は「熊野那智大社」という神社と「青岸渡寺」という寺院がメインとして構えているのですが、明治以前は一緒になっていました(神仏習合ってやつです)。

こちらは、青岸渡寺(と熊野那智大社)に続く山道です。山に建つ寺院なだけあって、石段が延々と続いています。石段の脇には小さな商店がいくつも並んでいて、土産物などを売っていました。参拝客相手だけでビジネスしてるのすごい。

青岸渡寺の本堂です。1590 年に建てられ、重要文化財に指定されています。非常に安定感がある見た目をしています。ちなみに、熊野那智大社は私が参拝した時は大規模工事中だったので、仮説の参拝所にて参拝しました。

青岸渡寺の「三重塔」と那智滝のツーショットです。和歌山といえばここの写真が取り上げられることが多いくらいにメジャーなスポットです。三重塔は、1500 年代に消失しましたが、1972 年に再建されました。

本堂の奥から下り、三重塔の横を通って那智滝へ向かうと、途中にガチな山道が現れます。青岸渡寺と那智滝の間には大きな高低差があるため、間を移動するのは大変(汗)

すれ違う通行人の多くがハァハァ言ってました。

急な山道を下ると那智滝の入り口が現れます。那智滝は、青岸渡寺でなく飛瀧神社の中にあります。ちなみに、入口の前にはバス停があるため、まずは那智滝から訪れる方も多いです。

入口から数分歩くと、那智滝が登場します。森林に囲まれている上に滝からミストのようなものが漂っているので、空気が美味しい快適な空間になっています。那智滝の水は、延命長寿の水として尊ばれていて、実際に神社の中で販売されていました。

滝壺から続く先はめっちゃ現実的でした。

おわりに

今回は西国第一番の那智山 青岸渡寺についての記事でした。

那智山へのアクセスは難しく、また傾斜がキツイ移動が大変な場所でしたが、雄大な自然を存分に感じられる場所でした!

次回は、本堂へ続く直線的な大階段が特徴の、西国第二番・紀三井寺(和歌山)です!

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