ツイ廃でもない私がTwitter Blue(有料版)を提供初日から丸1日使って感じたこと
こんにちは、おぐえもん(@oguemon_com)です。
Twitterの有料サブスク「Twitter Blue」が11日に登場して日本中を沸騰させました。
月980円と、社会人ならすぐに手を出せる金額で、さすがにこのビッグウェーブに乗るしかないと感じたので、私もお試しで課金してみることにしました!
今回は、提供初日にさっそく課金した私が1日Twitter Blueに触ってみて感じたことを書きたいと思います。
Twitter Blueとは
何も知らない人(そんな人がこの記事に来るのか知りませんが🤔)のために、ざっくりTwitter Blueの概要を説明します。
端的に言うと、1月11日に提供が始まった、Twitterの有料プランです。現時点ではWebブラウザとiOSアプリで提供されています。
最安で月980円払うことで、無課金のときでは使えないいくつかの機能を使うことができます。「最安」と書いたのは、スマホアプリから購入すると、Appleが課す手数料(いわゆるApple税)が余分にかかるからです。どこで購入しても機能は同じなのでWebブラウザから購入しまひょ。
詳しくはTwitter公式のページ「Twitter Blueについて」の説明にありますが、ざっくり次のような機能が使えます。
- ブックマークしたTweetのフォルダ分け
- アプリアイコンのカスタム
- Twitterアプリの配色カスタム
- アプリ下部のナビゲーションのカスタム
- 話題の記事機能の提供
- スレッドのリーダー表示機能
- Tweetの取り消し/編集機能
- 会話での優先表示
- 大きな動画(60分 or 2GBまで)のアップロード
また、一定の認証条件を満たすアカウントは公式の青いバッチが近々に付くようです。
ツイ廃でもない私が実際に使ってみた感想
初日に登録して色んな機能を使ってみました〜
実際に使ってみて感じたことをガーっと書きます。
ブックマークしたTweetのフォルダ分け
従来から備わっていたブックマーク機能をフォルダ分けする機能です。
私は、見返したいTweetをわざわざブックマークするタイプでなく、より手軽な「いいね」で保存するタイプなので、正直フォルダ分けの恩恵はあまり受けていません。フォルダ分けしないといけないほどたくさんのTweetを日々保存しているヘビーユーザー向け機能っぽいです。
フォルダ分け自体は簡単です。いつものようにブックマークボタンを押すと、保存先のフォルダを選ぶボタンが現れるので、そこから選ぶだけ。
だけど、そもそもブックマーク自体が2操作必要な面倒な作業だからあまりやらないんだよなぁ。
一方で、画像にあるような歴史に残るTweetをすぐに見たいときや、Twitterで営業案内とかを告知しているお店のTweetなんかはフォルダ管理すると見やすそうに感じました。
アプリアイコンのカスタム
画像のようにアプリのアイコンを選べます。
これいる??
ホーム画面で課金アピしたい人のための機能のように感じました。とりあえずペンキで塗られたようなアイコンにして見ましたが、課金するほどの価値は感じませんでした。
あと、黒色のアイコンにするなら大理石のような微妙な白色を散りばめるんじゃなくて、シンプルなベタ塗りであって欲しかった!
Twitterアプリの配色カスタム
画面のアクセントカラーを選べます。初期値は水色ですが、赤色や紫色など細かく変えられます。WebブラウザのTwitterでは元からできた機能です。
とりあえず赤色にセットしてみましたが、初期値の水色で十分見やすいので、課金するほどの価値は感じていません。
ちなみに、複数アカウントを1つのアプリで運用している場合、1つの課金アカウントで設定した配色が他のアカウントでも引き継がれます!
アプリ下部のナビゲーションのカスタム
アプリの下の方にあるボタンをこんな感じにカスタマイズできます↓
これ、結構便利で好きです!!
私は指が届くところにボタンいっぱい置いとけ派なので、画像のようにたくさんのボタンを置いています。プロフィール画像やブックマーク一覧など、今まではアクセスするのに一手間かかった画面へタップ一つで移動できるのは爽快です。これは課金の価値を感じました。
話題の記事機能の提供
- フォローしているユーザが最近Tweetした記事
- フォローしているユーザをフォローしているユーザが最近Tweetした記事
の2つがまとまっている画面です。完全にTwitter Blue限定機能です。
私はTwitterを通じてIT系の記事などを読む機会がそこそこあるので、こういった機能は情報収集が楽になりそうです。
が、この機能には欠点があります。リストに追加しているユーザのTweetは対象外ということです。
有名人のTwitterアカウントはわざわざフォローせず、リストに入れてTweetを見ている人は、私だけでなく決して少なくないと思います。
だって、フォロー/フォロワー数のバランスが偏りますし、トップのタイムラインがTweetだらけになるのなんかイヤですもんね。
しかし、そんな風にしてフォロー数を絞っている人は、この画面に集まる記事が少なくなって、結果的にしょーもない結果になります。私が「フォローしている」(≠リストに入れている)ユーザはそれほど記事を共有しないので、全然画面が更新されずしょーもないです。それでも「フォローしているユーザをフォローしているユーザが最近Tweetした記事」欄にはそこそこ記事が集まるので、そこは面白いですね。
リストに入れているユーザにまで範囲が広がったら、めっちゃ価値が出そうだなと感じました。
スレッドのリーダー表示
スレッドで投稿された複数のTweetを、まるで1つの記事のように読むことができる機能です。
何年か前に、続きのTweetをチェーンのように繋ぎながら投稿する「スレッド機能」が追加されました。それによって、制限文字数に収まらないTweetを複数に分けて投稿できるようになりましたが、投稿の切れ目でアイコンとユーザ名が毎回表示されたりと、何かと見にくかったので、これを使うとよりスムーズに読むことができます。
この機能、いかにも便利そうで「茂木健一郎が毎朝やってる連投Tweetとか、SNS漫画家が投げてるTweetとか読みやすくなるじゃん」と胸を躍らせていました。
しかし、使ってみて気付いたのは意外とスレッド機能を正しく使って連投している人が少ないという事実でした。
↑いや、茂木健一郎1つ1つのTweetを繋げてないんかい!
ということで、便利っちゃ便利な機能である一方、スレッド機能を駆使している人や、長すぎる連投をしている人が決して多く無いので、利用頻度はそう高くない結果になりました。
Tweetの取り消し/編集
今回の目玉かもしれません。Tweetを投稿後もいじれる機能です。
まず、Tweetの取り消しは、Tweetの投稿に待ち時間を設けることで、送信が確定するまでの時間にキャンセル操作をすると送信を取り消せるという機能です。メールソフトの誤送信防止機能と全く同じです。
この機能の良いところは、送信ボタンを押した後も、送信が確定していない状態で投稿を眺めることができる点にあると思いました。Tweetって結構勢いにまかせてやることが多いと思いますが、この機能によってそうしたTweetを客観的に見る瞬間が必然的に訪れるので、「あ、この内容まずいわ」と冷静に気づける可能性が高まり、いらぬトラブルや炎上騒ぎをいくらか防げそうな気がしました。
もう一つの編集機能は読んで字の如しですが、制約があります。30分以内に5回まで、そして履歴は完全に公開されるという決まりです。
「誤字ったから直そ〜」と思っても誤字ったから直した記録は誤字ったTweet含めて全て誰でも見ることができるので、誤字った恥ずかしさを隠すことはできません。
それならもう誤字ったままでええわとも思うのですが、誤字を含むTweetが真っ先にユーザの目に届くのは不便なので、なんだかんだ有意義な機能に感じました。告知ツイートをする人にとっては嬉しそうですね!
30分以内ってのが結構ミソで、後で誤字に気付いたTweetは編集できないので、投稿直後に誤字がないか改めて確かめよう。
会話での優先表示
なんか、返信が複数ついている時に、Twitter Blueのユーザが投稿した返信が上の方に表示される(=目に入りやすくなる)らしいのですが、私は有名人のアカウントにとにかく返信して有名人からの認知を得よう&他のユーザに売名しようなんてことを考えたことないのでこの機能の恩恵を受けたことないです。
大きな動画(60分 or 2GBまで)のアップロード
誰がTwitterで1時間の動画上げんねん!
結局Twitter Blueはお買い物なのか
そんなこんなで、Twitterの有料課金機能をざっくり使ってみて感じた感想でした。
「結局みんなにオススメできるものなのか」という話は、結論から言うとよほどTwitterの機能を駆使して生きていない限り今のところオススメしません。まだ1日しか使っていないので意見は変わるかもですが、理由は次の通り。
- Twitterのマイナス面での体験が大きく改善される訳でない。
- 例えば、広告も、誰かがリアクションしたしょうもないTweetも結局引き続き表示される
- 追加機能の使い所が限定的
- ライト層を含めて万人ウケする機能が限られている
- めっちゃ安いわけではない
- ニコ動のプレミアム会員が550円だったり、radikoのプレミアム会員が385円なのと比べるとどうしても高い
一方で、SNS運用頑張るぞー系のアカウントにとっては、目立つチャンスが得られたり、情報収集を効率化できたりと有益なメリットが複数得られるので、(課金を投資と見なせば)やる価値があると思いました。
興味ある人はぜひともTwitter Blueに課金してみてください!