【尖閣諸島より西】与那国島を一周して発見した見どころ(与那国観光2日目)

こんにちは、おぐえもん(@oguemon_com)です。

与那国観光シリーズです。日本最西端である与那国島への旅行を決めた理由や、東京から与那国島への行き方は ↓ の記事をお読みください。

【2000km】首都圏から日本最西端・与那国島へ1日で行く方法(与那国観光1日目)
【2000km】首都圏から日本最西端・与那国島へ1日で行く方法(与那国観光1日目)
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東京-与那国島間の移動は片道でも半日以上かかります。ですので、2 泊 3 日の旅行は 2 日目が本番!

2 日目は、原付バイクを借りて島を一周してみました。今回は、実際に島を巡った記録を書きます。

与那国島がどんなところかイメージできない人、与那国観光プランの参考にしたい人は是非とも読んでください!

与那国島を一周して見つけたもの

パンフに載ってるのに見逃したものもあるんですが、逆にパンフに乗っていないものもあります!

日本最西端の場所から時計回りにいきましょー!

日本最西端・西崎(いりざき)

与那国島と聞いてまず浮かぶスポット。日本最西端の岬です。西崎と書いて「いりざき」と読むのは、現地の方言で東を「あがり」、西を「いり」と呼ぶから。どちらも太陽の動きが由来。

西崎、結構ゴツゴツしていて、標高が高いです。この時点で、徒歩や自転車だとしんどいです。灯台の場所が最西端です。

↓ が日本最西端の記念碑。社会の教科書でよく見るアレです。

実は、これには裏面があります。

記念碑の芳名と、主要都市までの距離です。この碑は、日本政府が作ったわけでなく、地元の中学の OB が作ったものなんですね〜。

岬から西の海を望んでみました。水平線にある黒いのが台湾?

トゥイシ

実は日本最西端が与那国島・西崎だったのは数年前までの話です。2019 年以降、真の日本最西端は変更になりました。

西崎からちょっと見える岩。その名もトゥイシです。

正直ただの岩にしか見えませんが、国土地理院が定める島の条件を満たしていることが判ったらしく、2019 年の地形図に盛り込まれました。

日本最西端目的で与那国島へ来た方は、トゥイシを見るのを絶対に忘れてはなりません。そして、おうちに帰ったらみんなにトゥイシを広めましょう!!!

トゥイシって響き、好きです。

日本最後の夕日が見える丘

西崎からちょっと北に進んだところにあるのが、「日本最後の夕日が見える丘」です。日本最西端の丘で、ゆえに「日本最後の夕日が見える」というわけです。

丘であるところ以外は正直西崎とあまり変わりません(笑)違いを上げるならば、平坦で岩盤が際立つ場所です。

岩盤質なこの近辺には「久部良割(クブラバリ)」と呼ばれる岩の裂け目があります。大昔、琉球王国から人頭税(作物の出来とは関係なく人口のみで課税される制度)に苦しんだ人々が、人口減少を図るために妊婦をその裂け目を飛ばせて転落死させたという言い伝えがあるそう。

空港までの直線道

画像がなくてすみません!

「日本最後の夕日が見える丘」から北側(ここに空港にあります)を通って北東の集落(祖内)へ行く道は、ものすごく真っ直ぐで走りやすいです。

走りやすい線形・道幅、交通量の少なさなどから、原付でも 80km/h くらい出せるんじゃないかって思っちゃいました。原付の法定速度は 30km/h です。うっかり法定速度を超えないように注意しましょう。

ナンタ浜

与那国最大の集落・祖内にある砂浜です。ちょっと草が生い茂っていますが、海がエメラルドカラーで綺麗です。居酒屋などから近い位置にあるので、ご飯ついでに寄るのが良いと思いました。

東崎(あがりさき)

与那国最東端の岬です。西崎と同じく灯台があります。与那国島の周辺には島がないので、西崎と同じように海が全面に広がっています。

灯台のふもとで、3 頭の馬が草をむしゃむしゃ食べてました。

ちなみに、近くに風力発電機があって、灯台と同じくらいの存在感を放っています。

与那国馬

さきほど草をむしゃむしゃ食べていた馬、これぞ与那国馬です。

与那国馬は、馬の品種のひとつで、日本の在来種です。日本在来の馬は 8 種類しかないので、貴重な品種です。

見ればわかるように、結構小柄でなんかのほほんとしています。人や車が近づいても、全く気にせずに草を食べ続けます。癒し系でかわいいです。

与那国馬は、与那国島の至る所で見ることができます。道を歩いている馬、岩場の草を食べる馬、ぼーっと寝てる馬など、様々なタイプを見ました。

テキサスゲート

与那国馬は、与那国島の至る所にいます。が、きちんと人間との棲み分けがされています。人間の集落との間に設けられているのがテキサスゲートです。

簡単に言うと、まあまあの幅を持つ無数の溝です。馬などの動物は、自分の脚がハマりそうな溝のある場所を歩きたがらない性質があるそうです。それを利用した設備です。テキサスゲートは島の中に点在しています。

前述したように、まあまあの幅を持ちます

実際、人間の脚もハマりそうです。

原付で通過するとガタガタします。斜め向きに通ると転倒のおそれがあるので注意してください!この旨は、原付のレンタル時にスタッフの方もおっしゃってました。

海辺の岩の数々

島の南部には、名前がついた岩がいくつかあります。波に侵食させて面白い形の岩になってるっている、海辺の観光地によるあるやつです。

↓ は軍艦岩。船っぽいですね。

↓ 軍艦岩のところにある、知らんがなな記念碑。

↓ は立神岩。細く長い岩が海からそびえ立っているのは、昔の人がみたら神聖かも。

他にもいくつかありましたが、見逃しました w

与那国の最高峰・宇良部岳

与那国島で最も高い山は、宇良部岳(231.3m)。山頂の直前まで原付で入れたので、登ってみました。

山頂までの道のりの 9 割(アンテナのあるところまで)は、原付で行けます。一方、徒歩じゃないと行けない残りの 1 割がしんどかったです(笑)道が整備されてなさすぎて草をかきわけるばかりでした。これ夏場だったらやばそう。

(たぶん)山頂はここ。なんか祠っぽいのがありました。

山頂からの景色。整備されてなさすぎて大して景色を一望できない!!

リアルな山はこんなもんですよね(悟り)

比川浜とDr.コトー診療所の建物

山を下って、道を進んでいくと、南側の集落・比川に着きます。ここには比川浜という砂浜があります。

太陽のある南向きに位置しているのもあって海が輝いていてすごく綺麗です。砂も海も美しい。私の中では与那国島で一番綺麗な砂浜でした。

砂浜の近くには、ドラマ「Dr.コトー診療所」の撮影で使われたセット(志木那島診療所)があります。これ、与那国観光のガイドを見ると絶対に上がる激推しスポットみたいです。正直 15 年前のテレビドラマのセットを楽しみにしている人いるんか??

入場料取るんかーい!ドラマ「Dr.コトー診療所」に熱狂した世代(?)じゃないのでスルーしました w

この後、バイクで西向きに進んでいくと、途中に馬などに出会いながら、最終的にもとの場所(日本最西端・西崎)に戻ります。島一周おめでとう!

なんかニワトリとかヤギがいるとこ

番外編です。島の北部集落(祖内)と南部集落(比川)を結ぶ縦向きの道路にて、ニワトリやヤギが自由奔放に生きていました。

近くに牧場があるので、多分これらの動物が放牧されているんだと思います。ニワトリを放牧すると車に轢かれそうなものですが、交通量が少ないので成立してるんでしょうね。

与那国島は、基本、自然でした

そんなこんなで島を一周しました。

お気づきの通り、与那国島の名所は基本的に自然です。人工物の名所って石碑くらいしかないと思います w

自然しかないゆえに時代を超えた魅力を感じることができます。たぶん数十年後に与那国島に行っても、名所の数々は変わらずこんな感じなんだろうなと思いました。

与那国観光シリーズ、まだ続きます!

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