見たことあるけど名前を知らないもの

身の回りには「よく見る割にあまり知らないもの」が溢れています。よく見ても、話題に上がらなければ言葉なんて覚えませんもんね。

てことで、今回はそんな事物をちまちま集めました。

いつも通り、この手のネタはどこまでが常識でどこからがそうでないかの線引きが難しいので、完全に私基準で挙げていきます。「それ知ってるわ」ってネタは読み飛ばしてね(わざわざ「そんなん常識やん」みたいなことを言うのは、テレビの前に座る私の母と同レベルです)

テレビのチャンネルをコロコロ変えるやつ

見ている番組が CM に入ると、他のチャンネルで面白い番組をやっていないかを確かめるためにチャンネルを転々とするやつ、「ザッピング(zapping)」と言います。フリッピング(Flipping)と言うことも。

極めて日常的な行為だけど、テレビの視聴率は基本的に 1 分刻みの集計なので、秒単位で発生するザッピングの実態はテレビ局すらまともに掴めないらしいぞ!

アロマの壺に何本か挿さってる棒

食べ終えた焼き鳥の串よろしくアロマの壺に入れられた数本の棒、あれは「リードディフューザー」と言います。

植物の茎にある導管が毛細管現象によって壺の中のアロマオイルを吸い上げ、空気中に香りを拡散します。原材料は葦(アシ)かラタンがメインで、ネットを漁れば自作する方法が多数上がっています。

ちなみに竹串を挿しても香りは広がらないぞ!

ロゴの端についてる®️とか™️とか℠

®️ は「登録商標マーク」、™️ は「商品登録マーク」、℠ は「役務商標マーク」と言います。

商標とはブランドを認識させるためのマークのこと。これを他者にパクられないように商標登録という仕組みがあり、これが認められたロゴは登録商標としてその権利が強く保障されます。

日本において、登録商標であることを示すためには、ロゴに対して「登録商標」の文字&登録番号を付すように定められていますが、割とスペースを取ったりとアレなので、アメリカで採用されている ®️ マークを用いる例が多いようです。

当たり前な話、商標登録されていないロゴに ®️ をつけるのは NG なので、そんな時は TM マーク(™️)を付します。TM マークは他者への「パクるなよ!」って注意に過ぎず、付けたところで法的に有利になることはありません。サービスマーク(℠)はサービスのロゴに対して付けられる点以外は TM マークと同じです。

リュックについてる豚の鼻

なぜかあらゆるリュックについている豚鼻の生地。あれは「ピッケルホルダー」と言います。

ピッケルとはツルハシ型の登山用具のことで、氷面に刺して足場を固定することなどに用いられます。ピッケルはリュックに入るサイズでないので、リュックの外側に固定して持ち運ぶのですが、その時に用いられるのが豚鼻なわけです。具体的には、ウェブベルトと呼ばれるベルトを鼻の穴に通して、ピッケルを括ります。

ただし、最近のリュックについているものは、機能性よりもデザイン性をもって取り付けられている例がほとんどで、ピッケルをつけると破れる場合すらあるので、そっとしてあげてください。(巷じゃ「豚鼻パッチ」と称して豚鼻部分のみを数枚セットで販売する例があるらしく、店頭で実際に数百円で売られているのを見ました)

キツツキが木をつつく行為

え?よく見ない?近所にキツツキいない?

キツツキが木をつつく行為のことを鳥類用語で「ドラミング」と言います。ゴリラが胸を叩く行為と同じ名前なんですよね。

キツツキのドラミングは、求愛活動や巣の形成など様々な用途をもって行われます。わざわざ木を突いて音を立てているけど、ちゃんと(?)鳴くこともあるぞ!

色々調べている中で知ったのですが、キツツキって日本国内にもそれなりにいるらしいですね…コゲラやらアオゲラやら様々な種類が生息しているそうですが、一度も出会ったことありません。

終わり

ひとまず今日はここまで。個人的に面白いネタを集められて結構楽しかったので、多分続編をいつかどこかで記します。

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