何度でも無料で新品同様になる枕をメンテナンスした話(じぶんまくら)(#28)
こんにちは、おぐえもん(@oguemon_com)です。
みなさん、「まくら」はこだわってますか?
まくらは日常のアイテムの中でも存在感が薄い道具ですが、正直スマホくらい生活の質に関わるものだと思っています。
今回は、私が使ってるオススメまくらの話と、そんなまくらを 2 年ぶりにお店へ持って行ったら、無料で中身を総入れ替えしてくれて新品同様の復活を遂げた話です。はじめに言っておきますが、今回の記事はアフィリエイト(成果報酬)記事ではありません!笑
まくらにこだわりたい!
無駄遣いはするなとはよく言われますが、ここには金をかけとけというものもあります。その一つが「長く使うもので、生活の質に直結するもの」です。お金をかけるという投資に対して、得られるリターンが大きくて長期にわたるからですね。
長く使うもので、生活の質に直結するものってなんでしょう。スマホ?
否、それ以上に重要なのが、まくらです!!
下のグラフを見てください。私がここ 1 週間にスマホをいじった時間数です。
(SNS とエンタメばかりに使われていることはさておき)こうしてみると、意外と 1 日 3 時間程度しかスマホを触らないことがわかります。特に、サラリーマンの人とかは日中それほどスマホに触らないので意外とスマホの操作時間が短くなります。
一方、次のデータは、私のここ 1 週間の睡眠時間です。
だいたい 6 時間半くらい寝てます。
つまり、1 日あたりのまくらの利用時間はスマホの倍以上になります!!
そして、まくらの質は生活の質に直結します。変なまくらを使うと、ぐっすり眠れなかったり、起きた時に身体がバキバキになります。まくらの恐ろしいところは、起床後、まくらを使っていないときにもその呪縛が残る点に私たちは注意しなければなりません。
このように、まくらにこだわる価値は計り知れないのに、テキトーなまくらを使っている人が意外といます。そんな方々に向けて書いたのが今回の記事です。
じぶんまくらとは
私が使っているまくらは、ふとんタナカの「じぶんまくら」です。じぶんまくらは、その名の通り自分の身体にあわせたオーダメイドのまくらを作ってくれるサービスです。オーダーメイドまくらの中では結構定番で人気が高いです。
オーダーメイドまくら「じぶんまくら」で最幸の眠りを|じぶんまくら公式サイト
ざっくり、次のような特徴があります。
特徴1:頭の形に合ったまくらを作ってくれる
オーダーメイドなんで当たり前なんですが、まくらの凹凸を自分の頭に合わせてくれます。
頭〜腰の形に応じて外形を作り、その後は実際の寝心地に応じてまくらの高さを細かく調整してくれるので、精度が高いです。
ちなみに、まくらの凹凸は、まくらの裏面にあるポケット(14 個)のそれぞれに入れる中材の分量で調整されます。中材の種類も、綿からビーズまで数多くの種類から 1〜2 つほどを選べます。(表面は綿、裏面はビーズみたいにもできます)
特徴2:丸洗いできる
まくらは素材によって洗濯が難しいですが、自分まくらは丸洗いできます。まくらの中に入ってる素材は、綿やプラスティック(ビーズ)でどれも水に強いんですね。
店員さんから、年に 1 回ほどの洗濯を勧められました。
特徴3:メンテナンスが何度でも無料
まくらは、いくらお店で調整しても、実際に自宅で使ってみると、敷き布団との相性などによって使い心地が変わることが多々あります。そうでなくとも、使ううちに中の綿やビーズが潰れてまくらが低くなってしまいます。
そんなときに、まくらの中身を交換、量の調整をしてもらうことを「メンテナンス」といいます。そんなメンテナンスを何度でも無料で受けられます。そのため同じまくらを長く使えます!
購入したときの話
私が買ったのは 2 年前の 4 月。引っ越しを機に買いました。引っ越したばかりの頃は、あまりにも寝具が足りていなくて、段ボールで寝てました。
じぶんまくらは(当然ながら)、じぶんまくらの店舗で購入します。横浜の店舗へ行って次の流れで買いました。
1. 身体測定&ヒアリング
まずは測定器の上に立って頭〜腰のカーブを測ります。そして、お店のベッドに案内されて、睡眠時の悩み(首肩の痛みやいびきなど)をシートに記入していきます。これらの情報で、自動的にまくらの概形が決まるみたいです。機械的なので、店員やお店による質のバラツキが少ないんだと思います。
2. じぶんまくら「Reguler or Premium」の選択
さっそく中材を詰めて微調整・・・といきたいところですが、ここで新キャラ「じぶんまくら Premium」が登場します。じぶんまくらを求めにきた人の多くが頭に浮かべていたまくらは、「じぶんまくら Regular」だったのです!
「まずは Premium を試してくれ」と言わんばかりに、店員の手で"Premium"がベッドに敷かれ横に寝るよう促されます。
ちなみに、Regular と Premium のざっとした違いは次の通り。
- Premiumは横幅が広い
- Regularが63cmで、Premiumは70cm。約1割広いです。たった1割かよって感じですが、実際に寝てみると結構違います。寝返りで本格的に横向きになっても、まだまだ頭が落ちないのは快適です。ちなみに、Regularでも枕元にスマホを置きながら寝られるくらいには幅があります。
- Premiumはスベスベしている
- Regularより上質で柔らかい生地を使っているらしいです。触り心地は、Regularはタオル感強めで、Premiumは服って感じ(この例えでみんな分かる??)。正直、まくらカバーをつけるとどっちも一緒じゃねと思います。
- Premiumは高い
- 税抜きで1万円高いです。横幅と肌感の違いに1万円を出せるか、個人の価値観が委ねられます。
もはや店員さんの中にも Regular をオススメする声がありました。これ、もしかすると「Premium という割高な選択肢を加えることで、ぶっちゃけ少々値が張る Regular を安く見せる戦法説」かもしれません。
たとえ Regular を選んでも、店員さんは嫌な顔ひとつせず接客してくれるので安心してください。
3. 計測結果を踏まえた微調整
そして、実際に寝たときの寝心地に応じて形を微調整してくれます。
ここでは、仰向けのときと、そこから横向きに寝返ったときの寝心地を見ることで、まくらの高低を調整します。まくらの横方向のみならず、縦方向(頭頂部がわと首側の向き)の凹凸も調整できるのが Good!
このようにして調整するので、ふつうは頭を乗せるまくらの真ん中部分は低く、その両端はすこし高めになります。この形が寝るときに頭を固定してくれるので私は気に入っています。
4. おわり
まくらはその場で完成するので、そのまま持って帰ることができます。すぐに使えるのは、当時まくらがプチプチを丸めた物体(下記画像参照)だった私にとてありがたかったです。
出来上がったまくらは、大きなバッグに入れて渡してくれます。この大きなバッグが意外と重要で、これから述べる「メンテナンス」のときに使うことになります。
2年越しの「メンテナンス」
じぶんまくらの強みの一つが「メンテナンス」。まくらの形が合わなかったり、使い続けたことでまくらが潰れてしまったときに、何度でもまくらの中身を調整してくれます。
本来ならば、まくらを作った 2 週間後に一度メンテナンスをしてもらう必要があるんですが、面倒臭がって 2 年以上放置していました。
重い腰を上げて、ついにメンテナンスをしてもらいました。
予約を入れて店へ行く
まくらのメンテナンスにはアプリを使った事前予約が必要です。数ヶ月〜年に一度しか使わないのにアプリ入れさせるなとか言わない。その週の土日はどの店舗も予約が結構埋まるので、早めに予約を取るのがオススメです。
当日は、まくらを手にいざ店へ!このときに購入時のカバンが役立ちます。
中剤を調整してくれる
さっそく、店員さんがまくらの状況をチェックしてくれます。私の場合、2 年以上放置していたので、綿もビーズもぺっちゃんこに潰れてしまいました…
こんなとき、中身を全て交換してくれます!ということで、30 分ほどの待ち時間が発生。じぶんまくらの店舗が入るショッピングモールをぶらぶら歩いて時間を潰します。
30 分経って戻ると、そこにあるのは、ふわふわ感を取り戻したまくら!まるで新品のように生まれ変わってました!
その後、実際にベッドに寝てみて、購入時と同じように仰向けのときと寝返ったときの寝心地を確かめてみて、中剤の微調整を進めます。十数分で調整はおわり。以前よりも良い寝心地です!
おわり
最後に、寝具周りで困ったことがないか尋ねられます。これこそ、じぶんまくらのメンテナンスの真意です。「まくらのメンテナンス」というサービスによって、お客さんが店舗に来るキッカケ、つまりお客さんがその時々に求めている寝具を自分の店で買ってもらう機会を作っているわけです。
私はたまたまベッドのマットレスカバーが破れてしまった直後だったので、新しいものを購入しました。
私は"じぶんまくら"(ふとんタナカ)の寝具店としての商売の巧さも好きです。
めちゃくちゃ寝心地良いです
こうして、2 年以上前に買ったまくらが新品同様のふっくらした仕上がりに生まれ変わりました!
まくらが日に日に潰れていって、
なんとなく、まくらの高さが低い気がするなあ〜
と長らく思い続けていましたが、今では頭にジャストフィットしていて寝心地抜群です!
購入してから半永久的に(ほぼ)新品の状態を保つことができる"じぶんまくら"、オススメです!