【図解】エレベータに乗ったらまず〇〇しろ(#6)
こんにちは、おぐえもん(@oguemon_com)です。
身の回りのものに触れるとき、脳内で何らかの図をイメージする人は決して少なくないと思います。
今回は、私が最近描いた些細な日常の中にある「イメージ」をご紹介します。ちょっとした"気づき"から、効率的な日常生活になるヒントまで取り上げました。
こぶた・たぬき・きつね・ねこ
園児だった頃に耳が腐るほど聴いてきたスタンダードナンバー。正式な曲名は『こぶたぬきつねこ』といいます。
「こぶた」「たぬき」「きつね」「ねこ」というありふれた 4 種類の動物をしりとりした歌詞が特徴です。
この歌詞、ねこの次はこぶたに戻るので、終わりがありません。
これは無限ループの典型例です。無限ループは外部からの助けがない限り同じことが永遠に繰り返される、よく考えるとものすごく恐ろしいものです。
このうたは、次の 2 点を示唆しています。
- 無限ループは、自力では抜け出せないが、入るのは非常に容易であること。このうたは「こぶた」と口ずさめば最後、原理上永久に歌詞のループから抜け出せません。「こぶた」と言い放つ簡単さに比べてその代償が大きすぎます。
- しりとりは、同じ言葉を使用できるなら終わりがなくなること。ほとんどのしりとり遊びでは「同じ言葉を使ってはならない」とあらかじめ規定します。こうしないと、しりとりが有限時間内に決着しないからです。同一単語を認めるとゲーム性が崩壊すること、その先に恐ろしいループが待っていることを、誰もがこのうたを通じて体得しているのです。
これらを強調するだけなら「トマト」の一語を使うだけで事足ります。しかし、このブログで指摘されている通り、動物の名前が母音の「あいうえお」順に終わっている特徴があり、歌いやすさと親しみやすさを重視してこの 4 単語がチョイスされたものと思われます。
三角食べ
膳の上に並ぶごはんやおかずに一口ずつ満遍なく箸を付けていく食べ方。
私はずっと「ばっかり食べ派」で、親から三角食べをしろとよく言われました。
しかし、小学生の頃から三角食べが勝る理由が分かりませんでした。
上の図を見ると、次のことが分かります。
- どちらにせよご飯を全て食べ切ることに変わりない。
- 三角食べは、最後まで食器が減らず進捗が見えない。
目の前に複数のタスクがあるなら、1 つずつ潰していく方が、片付けた達成感がこまめに得られて次のタスクへの力になりますし、タスクの切替がないだけ効率的です。このメリットは「ばっかり食べ」にのみ得られるものですが、これに対抗できるほどのメリットが三角食べには無いと思います。
そもそも、刺身やステーキみたいに鮮度や温度がウリの食べ物や、納豆みたいに他と混ざると全てがネバネバになる食べ物とか三角食べやってられへんやろ。
これ、牛乳は噛んで飲めに並ぶ食育指導の謎として私の中に残っています。
エレベーターに乗るときのステップ
最近編み出した技。エレベーターは階数より閉じるボタンを先に押した方が(たぶん)早いです。
エレベーターに 1 人で乗ったとき、階数を選択してから閉じるボタンを押す人がほとんどだと思います。
しかしよく考えると、別に階数の選択は閉扉の動作を始めた後でも受け付けているじゃないですか。階数を選択してから閉扉ボタンを押すと、階数を選んでる間、扉はずっと休んでます。一方でボタンを押す順序を逆にすると、扉の閉扉動作と階数の選択が並行して行われ、理論上では階数を選択する時間分だけ時短出来るわけです!
この大発見、実際に時間を測定したことないので本当に効いているのか分かりませんが、せっかちな人は是非ともお使いください。